こんにちは、yasuです。
今回は内田真礼さんの記念すべき10枚目となるSingle『ノーシナリオ』について、作品単位でピックアップしていくディスクレビューです。
12月のZeppツアー千秋楽東京公演で10枚目のシングルの発売が発表されたそうです。私は、初日名古屋と2日目大阪しか行ってないのでTwitterで知りましたが...
その時点(12月)で渡辺翔さんとZAQさんといった真礼さんにとって縁の深いコンポーザーが参加するという情報があったので、とても楽しみにしていました。このブログの前回記事で特集したTrySailの「ごまかし/うつろい」も翔さんが両方とも作詞曲をされていたので、最近お世話になりっぱなしの状態です(笑)
また、表題とカップリング両方のアレンジを白戸佑輔さんが担当しています。同じ編曲者を起用することによって、シングル1枚の楽曲の雰囲気を統一させたいといった意図が伝わってきます。てか毎回、内田真礼に楽曲提供するクリエイター陣まじで強すぎません??
【楽曲紹介】
内田真礼 10th SG『ノーシナリオ』#1~4
全編曲:白戸佑輔
1.ノーシナリオ
作詞・作曲:渡辺翔
Guitar:堀崎翔
Bass:櫻井陸来
Drums:山本淳也
Strings:室屋光一郎ストリングス
内田真礼 10th single「ノーシナリオ」MV short ver.
イントロから「おぉ~?」と思わせるコード進行。特に、5つ目のFm7(♭5)で半音下がっておしゃれな雰囲気を盛り込み、『糸は繋がっていく』といった素敵なフレーズで、真礼さんとファンとの関係性をこれまで以上に強調しているように読み取れました。
AメロBメロの歌詞としては、「テンプレ通りの道のりではなく、内田真礼らしく進んでいく」といった意味合いがあり、これまでの6年間一つ一つの物語を展開しており、あなたと内田真礼といった関係性をここでも感じました。
Bメロの『安直でいい~』からのサビにかけてのメロディ展開が渡辺翔さんらしくて大好きだし、サビの裏メロの堀崎翔さんによるギターが良すぎる。(ダブル翔は天才なのかww
アレンジを担当した白戸さんとギターを演奏した堀崎さんが述べているツイートがあります。
ノーシナリオは楽しんでアレンジするために
— 白戸佑輔 (@sirato10) 2020年3月18日
サビの裏メロのギター、ギター下手くそな俺でもデモでしっかり弾けてメロと対等にやりあえるギターにするっていうのが裏テーマ。
結局弾く気力起きず細かくギターを打ち込みでデモ出して、堀崎翔の天才ギターに差し替えしたけど。#内田真礼#ノーシナリオ
内田真礼さんシングル「ノーシナリオ」
— 堀崎翔 (@horizakisho) 2020年3月18日
ギター弾いてます。
編曲の白戸先輩に声かけてもらいましてみんなでオーイエーと。
お久しぶりの内田さん(take you take me BANDWAGONぶり)でございました。
どうぞよろしくどうぞ。 https://t.co/CIPvJ2pYnF
サビ結の『太陽みたいに』といったフレーズを入れてくる辺り、おそらくプロデューサーである冨田さんのオーダーがしっかり行き渡っているのかなと。音の面では、ストリングスとドラムの掛け合わせが絶妙で素晴らしいと感じました。
このブログのタイトルでもあるように、2サビとラスサビの『精一杯詰め込んだ穴あきの僕らの歌』という歌詞が気に入っています。そもそも「僕ら」って誰を指すんだろう...?他の部分でも、「君」=ファン、「僕」=真礼さん といった関係性のある主語があることから、「僕ら」=内田真礼に関わっているファンやスタッフを含めて"みんな"なのではないかと?
あと、「穴あき」というワードが引っかかりました。前の詞にもある「悔しかった日」や「不安」といった言葉から真礼さん本人からでは完璧じゃなかったんだと。ここで私は1番と2番の歌詞が相違していると気付きました。1番は、ずっと歌ってたいし、ずっと成長したいといった気持ちがあってまだ道(成長)の途中である自分と読み取れます。2番では、まだ人間として成長できていない部分もあって真礼さん自身が感じている完璧じゃない自分を表しているのかと。
つまり、「穴あき」とは、そんな弱さを見せ合って受け止める関係でいいよねと読み取ることができると思います。声優以外にも多方面で活躍されているので、決められていない道を歩いていくのが内田真礼さんらしさなのかと感じてます。それらが楽曲のタイトルであるノーシナリオに繋がるとか、考案した翔さんはやっぱ天才だなと感じました。
間奏のストリングスも素晴らしいし、その後の真礼さんが推してた歌詞でもある『もっといたいんだ~』と力強いメッセージを感じます。
「ラストに向けてのカタルシスが本当に最高です」と翔さんもおっしゃっていた通り、2番のもやもやした気持ちや不安が、ラスサビでは解放されて心がスッキリとなるようなアレンジが施されていて、本当に最高ですね!!
【告知】3/18発売#内田真礼
— 渡辺翔 sho watanabe (@watanabesho) 2020年3月18日
10th SG『ノーシナリオ』
作詞曲:僕 編曲:白戸佑輔
10枚目という節目のSGを書かせていただき光栄です
全力で応えました!
動画ではワンコーラスですがラストへ向けてのカタルシスが本当に最高です
横アリで歌ってる姿を想像し詞も曲も書きましたhttps://t.co/wTln4cWGL8
いつもの渡辺翔楽曲よりも音の厚みをより感じるのは、アレンジに白戸さんが関わったからこその化学反応だと思いました。意外にも、この二人が一緒に仕事をしたのは初めてらしいのでもっと「渡辺翔×白戸佑輔」の楽曲をもっと聴いてみたいものです!
2.Love for All Stars
作詞・作曲:ZAQ
Guitar:有賀教平
Bass:白戸佑輔
内田真礼 10th single cw「Love for All Stars」試聴ver.
真礼さんともプライベートでも仲の良いZAQさんによる真礼さんへの愛が詰まっていて、特に歌詞がいいなと思いました(笑)
これまでZAQさんとの内田真礼名義の楽曲での軌跡は、シングル「+INTERSECT+」をリリースし、2ndアルバムでは「My Star is Here!!」「Step to Next Star!!」を手掛けて、アルバム「Magic Hour」の顔とも言えるべき、真礼楽曲において重要なクリエイターの一人です。今回の曲は、Starシリーズの続編だなと曲名発表されたタイミングで感じましたね。
ZAQさんのツイートも良いこと言ってるんで見て下さい!
本日発売内田真礼さん10thSG #ノーシナリオ よりCW曲「Love for All Stars」作詞作曲しました。
— ZAQ (@zaxic_r) 2020年3月18日
私は真礼が歩んできた道を見続け、真礼を愛する周りの人たちの姿を見てきました。真礼の人柄も、ファンへの愛も、横浜アリーナへの気持ちも、全部詰め込みました。愛の溢れる曲に育ちますように。是非。 pic.twitter.com/1Uw6Er0bCC
去年のバースデーイベントで収録したファンのクラップが入っていることから、ライブの一体感を大切にしているというか、心地の良い雰囲気が作り出されていますね。「真礼さん=オンリーな存在である太陽」「ファン=数多く存在する星のひとつ」といった文化?伝統?を強く感じました。
こちらもアレンジの白戸さんによるエピソードが載っています。
Love for all starsは、まさに富田さんのアレンジへのディレクションの導きあってこそ。ありがとうございました(空リプ)
— 白戸佑輔 (@sirato10) 2020年3月18日
ギターはハイパー有賀さん。(@ari_megane
ベースはワイ。めっちゃ楽しかった。
打ち込みでバキバキ方面でいくか考えてたけど、ライブで一体感を狙う暖かい方向に一点張り。
AメロBメロで6年間で『ここまで来れたよ』と歌詞にもあるように今までの過程を踏んで、サビで真礼さんの歌うことから「真礼チームが一つになろうよ!」といったメッセージ性が込められていると感じました。
サビ頭の『sing a song for you 愛を込めるよ そう心で歌うよ』の英語の部分が歌詞カードを見るまでは、"詞がそー言う"に聞えて心地よい雰囲気にのみこまれる感じがして良いですね。
ラストのフレーズである『思い出はまた 愛で満たされていく 次の星に続いていく』っていう表現力が素晴らしいなと。「Step to Next Star!!」では『さよならは言わないよ また次の星で会おう』なので、宇宙にある惑星を次々と旅しているかのように、真礼さんとファンが思い出を更新していくストーリーを大切にしている所がいいんですよね。
【まとめ】
ノーシナリオを多めに語りましたが、どちらの楽曲も7月の横アリに向けてふさわしい楽曲になったと思います。オリンピック延期が濃厚なので、開催できるか少し怪しくはなってきましたけど、早くライブで回収したいし感動して涙目になる自分を想像しただけでもエモい。今まで長年、内田真礼さんを応援し続けて良かったなと武道館の時以上に感じたいものです。
【編集後記】
4月から新社会人として就職し、東京住みになるので、それに向けていろいろと準備が多くて大変です。これまで以上にブログを書かなくなるかもしれませんが、アウトプットの作業は自分にとって、とても大事だと思っているのでなるべく頑張りたいと思います。下の画像はD+の「好きだよ、好き。」の歌詞から私の今の心情です(さっぴーは美しい。ねーねの横顔もいい!やかんどんな顔してんだ?左下のイマジュン…)
yasu