yasuのヒトリガタリ

音楽やイベント・ライブ感想をゆる~く語っていく

夏川椎菜 1st LIVE Tour 2019「プロットポイント」感想

 

こんにちは、yasuです。

夏川椎菜さんの 1st LIVE Tour 2019「プロットポイント」10/6中野2日目と11/23大阪(千秋楽)に参加してきたのでその感想です。

 

f:id:yasusyasu:20191124114623j:imagef:id:yasusyasu:20191124114546j:image

 

簡単にまとめて言うと、夏川さんが自ら考案した演出や構成が素晴らしくて、ライブと言うより一つの物語をエンターテイメントとして楽しませてくれた公演だったと感じました。

 

今回のツアータイトルである「プロットポイント」とは、脚本の構成として用いられる三幕構成の幕と幕の移り変わる部分であり、主人公に行動を起こさせ、ストーリーを異なる方向へ転換させる出来事という意味合いを持っています。

 

ライブ本編では「ログライン」の楽曲で、アーティストデビューからこれまでの夏川椎菜を表現し、一旦幕を閉じて、アンコールで次章が始まって「Ep01」の楽曲でこれからの夏川椎菜を見せる構成になっている。つまり我々は、そのストーリーの中でのターニングポイントの瞬間に立会うことができると読み取れます。作詞や短編小説を執筆しており、頭脳派であるナンちゃんにしかできないライブになりました!

 

セトリ順に全曲紹介していくよりかは、ピンポイントに絞って語っていきたいと思います。ライブ会場でオタクと語って様々な意見・考察をすることができて、これもまた一つの楽しみ方でもあると感じました。無限に話せるし、こんなに熱中させられるとは...

 

開幕はアーティストデビューした曲であるグレープフルーツムーン。イントロからナンちゃんの世界観に吸い込まれていくみたいで心地良かった。トラセのソロコーナーで聴くのと椎菜単独公演で聴くのでは、同じ曲であっても感じ方や雰囲気が違ってていいんですよ。ナンちゃんの曲におけるアレンジがどの曲も大好きなんですけど、原点こそ頂点という言葉があるように、クラムボンのミトさんが手掛けたこの曲のアレンジが一番好きです。

 

ライブで新たな発見ができた曲はラブリルブラ。パレイドのリリイベは全く行ってなかったので、とっても楽しみにしていました。元からいい曲だとは気付いていたんですけど、ライブで化けた。これぞノリノリで多動になれる楽しい曲でイメージがガラっと変わりました(笑)

 

個人的に成長したなと感じた曲はDaisy Days。TrySail 1st Tourで初めてナンちゃんの曲で回収できた思い出があり、当時は自分に自信がなかったナンちゃんが自信を持って楽しく歌ってる姿を見て、胸がいっぱいになった。

 

このライブにおいて演出や構成の基盤となった曲は、イエローフラッグで黄色い旗であったり、トロッコもこの曲のためにつくられたとMCで言ってました。サビの振付もみんなでやって一体感がありました。チェック柄の衣装もナンちゃんに似合ってて可愛かった...大阪公演の話になるんですけど、ショートヘアでパーマがいい感じに効いていてバチくそに可愛かったし、後ろ向いたときに見える首が美しかった。。。

 

パレイドとファーストプロットの流れが最高に良かったというか、セトリ全体的に見てもグレフルから始まり、パレイドを経てファーストプロットで締め、最初のプロットポイントとなる構成がしっかりしている。千秋楽ではファーストプロットを歌ってるときのナンちゃんがすごくいい顔をしてたし、ラストで泣いていたのを見るとこちらも無限に泣ける。あれは映像化はされないと思うので、千秋楽に参加した人だけの特権であり、忘れられない光景になりました。また演者、表現者としての夏川椎菜をこれからも応援したい気持ちになりました。

 

自分がEp01の曲で一番好きなグルグルオブラートの2番Aメロの音響がイヤフォンごしで聴こえる通りに、左右交互に音が聞こえてしっかりCDでやってることが実現されていました。あの曲が流れてるときの会場の雰囲気が良かったし、人差し指でグルグルする振付も楽しくて気に入ってます!

 

キタイダイ前のMCが一番刺さりました。要約ですけど、「この仕事をするまで自分が他の人に勝てるところがなかった。でも、この仕事を始めてから自分唯一しかできないことを見つけることができて、良いとこも悪いとこも全部受け入れることができた。悪いとこがあるとその分、頑張れる。」Daisy Daysで言った内容と重複しますが、ソロデビューの頃は自分に自信がなかった夏川椎菜さんが「私についてきてください!!」と言えるようになったのが成長したと感じましたね。

 

最後に歌ったチアミーチアユーのラスサビでナンちゃんが感極まって歌えなくなった場面でみんなが「今ならハデハデにcheer!」と大合唱してた空間がすごく良かった。ヒヨコ群が一体となっていてみんなで作り上げるライブ、この現場めっちゃいいなと鳥肌が立ちました(笑)

 

WENの「もう一回」は必ずしも歌うことではなく、感謝を伝えるということが現在の夏川椎菜さんらしいあり方だと感じました。もう完成されているセットリストに加わるものは曲じゃなくて感謝の言葉だと。。。「伝えたいことは全部伝えたし、歌いたい曲もないのでこれでWENは終わりにさせていただきます。」と言って去って行きました。

 

 

 

要所要所に話してきましたが、考察しようと思えばいくらでもできちゃう濃いライブツアーだったと感じました。夏川さんの魅力は底知れないし、引き出しの多い人であることにビックリさせられました。

11/3の追加中野公演を収録した円盤も発売されることが決まったので、円盤を手にしてからプロットポイントについてもう一度振り返りたいと思います。

 

 

それでは、また。。。

yasu