yasuのヒトリガタリ

音楽やイベント・ライブ感想をゆる~く語っていく

ライブハウス・ロックバンドに対する考え

 


こんにちは、yasuです。

タイトルにも書いてある通りの議題に対して今からお話をしていきますが、あくまでも一個人の意見として認識してください。

 

文章を書こうと思うきっかけは、2020年2月17日の午後7時頃。私の大好きかつ尊敬している田淵智也さんが突如、「CAP A ROCK」というTwitterアカウントを立ち上げ、「田淵智也は企んでいる。」という企画でユーザーにアンケート実施をしたからです。まぁ驚きとかはなく、あの人たっちレディオとかでも何か新しいことをやっている発言してましたし、フラグはしっかりと立てていました。映画も漫画も見たり読んだりする量が落ちた程忙しいと本人が言ってましたから。

 

実際に私もそのアンケートに回答しました。最後まで答えると先着順で、「CAP A ROCK」の説明会と4,5月あたりにやる対バンのチケットが入手できる仕組み。
田淵さんのやりたいことの概要文書がホームページに掲載されています。またアンケートは、現在も回答できるので興味があれば是非やってね~

 

caparock.com

 

その日の週末、12時から13時頃まで例の説明会を開き、私は現地には行けなかったので、LINE LIVEの生配信で田淵さんのディスカッションを見届けていました。

 


ざっとした内容は、企画タイトルを文字ってキャパ6割(ダジャレは重要ではない)。チケットが売れたとしても基本的には6割しか受け入れない。
1日に2回構成でライブをやる。1回1時間半程度でドラムの転換時間を短くするといった構成にしようという考え。
価格は、基本料金2000円でお酒飲み放題スタイル。オルスタ内の様々な場所にクーラーボックスを設け、缶での提供となる。なお、最前にも設置するので気軽に飲むことができる。

20名分のみプレミアムエリア(6000円)を設置し、ライブ開場時間までは空港のラウンジみたいな空間を設けて、開場時間になったら基本料金の客より早く入場して自分の見たい場所でライブを見ることができたりする特別枠を考えているらしい。また、直前まで予定が分からない人が来やすいように、当日券も用意するとのこと。

 

 

ライブハウスの不便な部分の常識を変え、また新しい取り組みに対してもアクションを起こしたい。この考えには私も思っていました。

 


まず、入場時にドリンク代をチケット代とは別で支払わなければならない問題をどうにかすべきだと思っています。ライブハウス入場時って、外のロッカーとかに荷物を預けて、手ぶらでチケットとスマホぐらいしか持っていません。開場時に払うので入場の流れが悪くなっていると考えられます。たしかに、チケ代にあらかじめ含ませておくのは良いことだと思いますが、ドリンク代はバンドじゃなくてライブハウスに対して払う金なのを忘れてはいけません。

 

 


田淵さんが提案した飲み放題だと、何杯も飲む人は追加で支払う必要がなくなり楽になりますが、そもそもライブ中に酒は飲まないユーザーに対してはどうでしょうか。私は、どちらかというと後者です。主観的になりますが、ライブが始まる前に近くのコンビニ前で友人と集まって飲んで、ライブ中は飲まず、終わってからまた飲み直すといったスタイルなので。あと値段が高いので追加で払おうともしないのもあります。


また、飲み放題にしてどこにても取りやすくすると、未成年者が飲酒したり、飲み過ぎて酔っ払いがトラブルを起こす可能性も考えられます。未成年者の保護者がライブハウスに行くのを許さなかったり、酔っ払いで治安が良くないといった雰囲気から若者が離れていく原因ともなり得ます。あと、飲み放題にすることによって、ライブ中にトイレ行きたくなってしまう人もいるんじゃないのかも。トイレに行くのは生理現象なので、しっかりと行きやすい環境を作る必要があると思います。
一つの案としては、2部制で1部はアルコールなし1ドリンク制、2部はアルコール飲み放題といった形はありだと思います。そうすれば住み分けができそうかな?チケ代は1部を少し安く設定するみたいな(飲み放題ない分の

 

 

 

次に会場が関東圏内ばっか問題。バンドとして地方公演は赤字になるケースもあります。演者、スタッフ、機材の移動・運搬にかかる出費の負担が大きいのでグッズの売り上げで補填しているのが現状みたいです。地方民にとっては、遠征費用がチケ代よりはるかに上回りますよね。田淵さんが説明会にいる人に対してアンケートを取っていたんですけど、自分の好きなバンドが地元に来るんだったらチケ代が多少高くても出しますという人がかなり多かったです。学校や仕事の都合上、お金はあっても遠征までして行く暇がないといった層に対しては、夜に家の近くでふらっと1時間半ぐらいなら寄れるといったユーザーには最適だと思います。

 

他のコンテンツにもいえることですが、いくらそのサービスを利用するのに値段が高くても内容に満足していたらお金を払う層が絶対にいると思っているので、その取組みはやってほしいものです。かかる費用が地元(地方)と都内(遠征先)で同じ金額だとしたら、交通費・宿泊費に充てるよりも、バンドのために払いたい気持ちが優っているとファンなら思う部分があるでしょう。まあ、バンドやってて拠点地がある限り、全国ツアーをやるにあたっての直接的な解決は難しそうです。

 

 

 

続いては、スタッフの人材不足問題。このプロジェクトのライブをやるにあたって、ボランティアの存在が必要だと言っていました。基本料金2000円というあまりにも破格の値段設定なので、人員に対しての労働に見合った給料は無理だと思うのでボランティアなしではやっていけないなと。ボランティアやる人ってどういう層の人間がやるのか?惜しくもチケットを握れなかった層とか。客としては参加できないけど、スタッフとしてなら参加してそのバンドに貢献できるのならみたいな?それなら意志の強い人達が集まってチームとしても一体感が出て、「仕事をやらされているな自分」というモチベが低い状態は避けられると思います。やる気があり、常識があって、元気のある人材がボランティアスタッフとして毎公演人材を確保できるのかが鍵になると思います。

 

 

 

次はマナームービーについて。映画館で上映前に流れる映像と同じような認識。あれほど始まる前に、重要なことだとは分かってんだけどつまらん映像ある?って感じです。運営側の視点で「この映像を流したらOK」みたいな風潮が良くないんですよ。そもそも違反する人なんか会場にいる人間の0.1%に満たないんだから。私が映画館で見てて毎回思うのが、逆にどうやったら映像盗めるん?って不思議に思うくらいに(もちろん違反行為をするつもりは全くありません)


この解決アプローチは、田淵さんがプロデュースをしたアニソンカバーライブで良い方向に持っていってたとそのライブに参加した私が感じました。レギュ映像に声優ユニットのメンバー8人を出演させ、笑いの要素も加えており、見てて楽しかったし内容が入りやすかった。(田淵さん的には、あっちサイドとこっちサイドの話を混ぜるのは嫌いなのでここまでにしときます)
ロックバンドだと、どういったアプローチに持っていくのかが正解なのかを今後探っていく必要がありますね。

 

 

 

これは私自身の考えで田淵さんは言及してはいなかったのですが、ライブハウスそのもの建築物を一から企画を練り、それにともなった建物全体を設計し建築していくという。ステージを回転できる設計にすることによって、バンドの転換時間を大幅に減らすことができるんじゃないのかと。また、プレミアム限定で左右ちょっと高いところからライブを見たり、ステージサイドエリアとか設けたり。でも、あんまりやりすぎるとホールやアリーナとの差別化ができなくなり、ライブハウスでやる意味合いがなくなってしまうのが問題点だったりする。あと、建築するための莫大な費用なんかも...

 

 

 

 

結局、そう簡単に私みたいな人間が結論を導き出すことはできなかったんですけど、一個人の意見・提案はこんな感じです。いろいろと話してきましたが、この議題の最大のネックとなる問題点があります。そもそも普段ライブハウスに行かないユーザーが来てもらうためにはどうすれば良いのかという課題に対して、このアンケートを取組み、田淵さんのディスカッションを拝見し、考察している人間って普段からライブハウス行っている人がほとんどじゃないのかっていう話。


つまり、ライブハウスに行ったことのあるユーザーが大部分を占めていて、行ったことない人間の本音が調査できていない部分があるんですよ。この取り組みに対して、興味があり率先してアンケートに回答した人がライブハウスに行ったことある割合がほとんどかも.....ライブハウスに行ったことがない人のライブハウスの印象とかをもっと細かく見ていく必要があるのではないのかと思います。大学生の卒業研究にぴったりじゃないんですかね(笑) だれかやってみたら面白いんじゃないのかと思ってます。

yasu